20代の頃のような勢いだけで「辞めます!」とは言えない。けれど、定年までこの場所にいる自分も想像できない。
こんにちは。私は現在30歳。22歳のときに一度転職を経験し、今の会社には気づけば8年勤めています。
30歳という年齢は、人生の大きな節目です。現場では中堅として頼られ、仕事の進め方も熟知している。一方で、ふとした瞬間に「自分の市場価値は、外に出ても通用するのだろうか?」「このまま30代をここで終えて後悔しないか?」という焦りが襲ってきます。
今回は、一度の転職を経て「安定した8年」を過ごしている私だからこそ感じる、30代の入り口に立つ皆さんのための判断基準をまとめました。
22歳の私に起きたこと。体を壊して気づいた「手遅れ」の怖さ
私は22歳のとき、最初の会社で転職を経験しました。 理由は、端的に言えば「体を壊したから」です。
当時は若さもあり、「辛いのは当たり前」「ここで逃げたらどこへ行っても通用しない」と自分を追い込んでいました。しかし、ある日突然、体が動かなくなりました。夜は眠れず、朝は吐き気がする。病院へ行き、ドクターストップがかかったとき、初めて「自分を壊してまで守るべき仕事なんて、この世にない」と痛感したのです。
幸い、私はそのあと今の会社に出会い、8年という月日を健やかに積み上げることができました。でも、もしあの時、もっと長く我慢し続けていたら……。回復まで何年もかかり、今のキャリアは築けていなかったかもしれません。
だからこそ、転職を迷っているあなたに伝えたい。「手遅れになる前に判断する勇気」は、逃げではなく、自分を守るための立派なスキルです。
【全22項目】今の会社に留まるべきか、出るべきか
今のあなたがその会社で、「まだ大丈夫」なのか、それとも「もう限界」に近いのか。直感でチェック(〇or×)してみてください。
1. メンタル・本音(ここが✕なら要注意)
- 1. 月曜日の朝、絶望的な気持ちにならずに出社(開始)できている。
- 2. 日曜日、夕方になっても翌日の仕事のことで動悸や憂鬱がこない。
- 3. 仕事のストレスを、家族や友人、暴飲暴食にぶつけずに済んでいる。
- 4. 友人や親に、自分の仕事を「誇りを持って」説明できる。
- 5. 3年後、今の会社で働いている自分の姿を想像してワクワクする。
- 6. もし今日、今の会社の内定をもう一度もらったら「喜んで」入社する。
2. スキル・キャリア(自分の成長)
- 7. 過去1年間で、新しく身につけたスキルや実績がパッと思い浮かぶ。
- 8. 今の仕事を通じて、3年後の自分の市場価値が上がっているイメージがある。
- 9. 社内に「この人のようになりたい」と思えるロールモデルがいる。
- 10. 今の仕事は、自分の得意なことや強みを活かせていると感じる。
- 11. 現場の作業だけでなく、マネジメントや仕組み作りに挑戦できている。
- 12. 「今の会社でしか通用しないルール」に詳しくなりすぎていない。
3. 環境・対価・人間関係
- 13. 今の給与は、自分の成果や世間の相場に対して妥当だと感じる。
- 14. 昇給のペースや賞与に納得感があり、将来の不安が少ない。
- 15. 残業時間や休日など、ワークライフバランスが自分に合っている。
- 16. 有給休暇や急な休みが取りやすく、心理的な負担が少ない。
- 17. 会社の経営方針や将来性について、信頼を置いている。
- 18. 副業やリスキリングなど、個人の活動に対して会社が寛容である。
- 19. 職場の人間関係が良好で、無駄な派閥争いに巻き込まれていない。
- 20. 自分の意見や提案が、否定されずに検討される風土がある。
- 21. 「上司の機嫌」を伺うために仕事をするような場面が少ない。
- 22. 同僚や後輩と、仕事の質を高めるための前向きな議論ができる。
診断結果:あなたの現在地は?
- ○が18個以上:【今はステイ。社内での信頼貯金を活用しよう】 今の環境はかなり良好です。30歳、勤続8年の信頼を武器に、さらに大きな仕事へ挑戦する時期かもしれません。
- ○が10〜17個:【要注意。外の世界を覗いて「選択肢」を持とう】 「致命傷はないけれど、心が少しずつ削られている」状態です。すぐに辞める必要はありませんが、履歴書を更新して自分の市場価値を確認し、いつでも動ける準備をしておきましょう。
- ○が9個以下:【勇気を持って「次」への準備を始めよう】 かつての私のように、体を壊してからでは遅すぎます。8年も尽くしたあなたは、もう十分に責任を果たしました。これ以上自分を擦り切らせる前に、新しい天地を探すべきタイミングです。
まとめ:30歳、勤続8年のあなたへ。
8年同じ場所にいると、外の世界が怖くなります。「他で通用しなかったらどうしよう」「今の安定を捨てるのはもったいない」。でも、あえて言わせてください。
「30歳、勤続8年」という肩書きは、転職市場では最強の武器です。
「一つの場所で長く続けられる忍耐力」と「若さゆえの吸収力」を兼ね備えているからです。
私は22歳のとき、一度ボロボロになって足が止まりました。でも、勇気を出して一歩踏み出したからこそ、今の穏やかな8年間を手に入れることができました。
転職活動は、必ずしも「会社を辞めること」ではありません。「自分の人生の手綱を、自分の手に取り戻すこと」です。
かつての22歳の自分が、今のあなたを見たら何と言うでしょうか。「もう十分頑張ったよ、もっと自分を大事にしていいんだよ」と、優しく声をかけてくれる気がしませんか?
あなたの30代が、心身ともに健やかで、納得感のあるものになることを心から応援しています。


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